墓地の必要性について

墓地のあり方については、ここ数年多様化していると言えるでしょう。
先祖のお墓がある所が墓地になります。

もともと日本では、その家の長男が家督を継ぎ、お墓を守るのが一般的でした。
ところが、その長男はどこの家でも存在するものではなく、女児しか生まれなかった、また自分が結婚をしなかった場合などは、家督そのものも伝える事ができないことになります。

そうなった時に、先祖が眠る墓地の扱いはどうするのか、家督を継ぐものがない、継いだとしても墓地を管理することができないなどの事情もあります。
現在、墓地には無縁仏となってしまったものや、何十年も放置されている墓なども点在しています。

寺院墓地の場合は、後継者をたどることができ、たいていは檀家として代々受け継ぐことになりますが、その他の墓地の場合は、探すことも困難です。
墓地の契約をした方はすでに亡くなっていることも多いことから、墓地事情は複雑になっています。

最近の高齢者の中には、そんな事情に子孫を巻き込まないため、自ら納骨堂などを購入し、その後の管理を永代使用料を納め何もしなくても良いと言った状態にすることが多いとされています。

子孫にしてみれば、年間使用料程度の負担で、無事に供養の形を取ることができることから、納骨堂の数は急増しています。
ただ、こんな形になると、家族揃ってお墓参りという姿は減少していくことになりますが、それも時代でしょう。

自分が亡くなったあとに子孫に迷惑をかけたくないというのが本音ですが、なんとなく寂しいような気もするのも事実です。